ロシア軍 Russian troops 2005 11 19

 最近、プーチン大統領が行った人事が話題になっていますが、
私が、ロシアに対して、思っていることは、こういうことです。
 プーチン氏は、大統領職を、憲法の規定に従って、辞めたい意向ですが、
そんなに辞めたいならば、辞める前に、シビリアンコントロールを確立してほしい。
 アメリカ国内には、ロシア軍のことを、
もはや「取るに足らない存在」として、軽視する風潮が強いですが、
それは、大きな間違いだと思います。
 現在、アメリカ国内には、中国の軍事的脅威を警戒する声が強いですが、
中国軍は、どれだけ最新兵器を持っているのか。
現在、中国軍にある兵器は、最新型から、一世代遅れたものが主流となっているかもしれません。

シビリアンコントロール civilian control 2005 10 12
 私が、プーチン大統領の3選に賛成なのは、こういうことです。
それは、プーチン氏以外に、ロシア軍を抑えられる人物がいるのか。
 イラク戦争の開戦の時に、多くの人は、
アメリカやヨーロッパの動きを注目していました。
 しかし、私は、ロシア軍の動きを注目していたのです。
ロシア軍は、行政府の意思と違って、独自の動きをする可能性があったのです。
「はたして、プーチン大統領は、ロシア軍を、抑えられるか」と思ったのです。
 そもそも、ロシア軍に、シビリアンコントロールという概念はないと思います。
かつて、ソ連軍時代は、軍の要所要所に、KGB将校を配置することによって、
共産党指導部が、ソ連軍をコントロールしていたのです。
 KGBは、国民を監視する機関というより、軍を監視する機関だったかもしれません。
今は、こうしたKGBのような強力な監視機関がないでしょう。
 そうすると、大統領の威信がなくなれば、
ロシア軍は、密かに、独自の意志を持ち、独自の行動をするかもしれません。
現状では、大統領の威信で、ロシア軍を抑えているようなものでしょう。
 もちろん、私は、ロシア軍を非難する気持ちはありません。
私は、ロシア軍が、誇り高き軍隊であることを、よく知っています。
 しかし、だからこそ、懸念があるのです。
もし、新大統領が、平凡な大統領だったら・・・・・。

































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